おはようございます。
さて、今日から12月に入りました。12月といえば1年で最も忙しい一ヶ月ですが、そんな時こそゆっくり過ごしたいものです。
時間を有意義に使おうとするとかえって時間感覚がおかしくなってしまうかも、ということについて書いてみたいと思います。
時間を追い求めると時間は去ってしまう
人は時間を見つけては、その時間で何か有意義なことに投資しようと努力をします。
それ自体は決して悪いことでは無いのですが、つまらない時間をなんとか有意義なものに変えようとすることに夢中になりすぎると、スケジュールがパンパンになってしまいます。
いくら生産的な活動とはいえ、スケジュール通りに駆けずり回って過ごすと、まるで義務のように感じ、活動そのものを楽しむことができなくなってしまうのです。
それがいかに自分にとって有意義な活動(読書や運動など)でも、です。
スケジュールを守ろうとしてかえってストレスが増してしまうわけですね。
私も経験があるのですが、映画館や配信で映画を見ていても、「あと何分かな」と終了時間が気になってしまい本編に没入できていないことが多々あります。
本来は活動を楽しみたいがために時間を気にするのであって、時間を気にするあまり、活動そのものを楽しめなくなってしまうのは本末転倒です。
ゆとり時間を許す
では、こうした現象を防ぐにはどうしたら良いのでしょうか。
予定の間に「ゆとり時間」を設けてみるのはいかがでしょうか。
「バッファ」の重要性については以前も記事にしましたが、今回は時間を決めない方法について書いてみたいと思います。
例えば「19時から友人と会う」という予定を「仕事のあと友人と会う」というイベント形式にしてみることです。
研究者の中でもラフなスケジューリングを提唱する人もいるそうです。
このようにあえて時間を決めないことにより「必ず実行する」というストレスが無くなり、おおらかな気持ちで取り組むことができます。
効率を追求しすぎるとかえって望ましくない結果に繋がります。
効率的な会話って面白みがないですよね。「端的で無駄の無い会話」からは新しい発想やアイデアといったものは出てきにくいわけです。
まとめ
今日は「ゆとり時間」について書いてみました。
以前の会社では「トヨタ生産方式」のマネごとを取り入れて1分1秒を争うような仕事をさせていました。そんな仕事の仕方では新たな発想を得ることができません。
あえて無駄な時間や無駄な行為を差し挟むことで、心に余裕を作ってみてはいかがでしょうか。