完璧主義のもたらす弊害【継続211日】
さて、今日は完璧主義について書いてみたいと思います。
やはりお金をもらって仕事をしている以上、プロとして完璧にやり遂げたいと思いますし、一度きりの人生は完璧なものにしたいという欲もたまに出てきます。
完璧なキャリア、完璧な能力、完璧な交友関係など理想を追い求めたらキリがありません。
しかし、こうした完璧主義がメンタルに悪影響を与えてしまいます。今日は陥っては行けない完璧主義について書いてみたいと思います。
完璧主義がもたらす3つの罠
さて完璧主義がメンタルにもたらす弊害は以下の3つです。
- ネガティブな感情に振り回されやすくなる
- 誠実性が減る
- 人生で失敗が増える
ひとつずつ見ていきましょう。
ネガティブな感情に振り回されやすくなる
完璧主義に陥るとネガティブ感情に振り回されやすくなります。
完璧を追い求めても実際にはその通りにならないことがほとんどです。
完璧主義者は、自分の思い描いた理想的な状況とのギャップに思い悩んでしまい、少しのネガティブな感情にも振り回されてしまいます。
完璧ではない今の状況が許せないんですね。
誠実性が減る
誠実性とはコツコツと物事を積み上げたり、計画的に行動できる性格のことです。
完璧主義になると、この誠実性が減ります。
おそらく完璧を求めるがゆえに、早く現実と思い描いた完璧な状態のギャップを埋めたいと考えるので、性急に物事を進めようとするのかもしれません。
また、完璧主義者は失敗を極度に恐れるので失敗する可能性のあるチャレンジをしたがりません。
人生で失敗が増える
完璧主義者は新しい挑戦を避けたり、失敗を認めない傾向にあるので時代の変化についていけなくなります。
「失敗なんてありえない」→「失敗するかもしれないことはしない」→「時代の変化に取り残される」というところでしょうか。
完璧を求めるがゆえに失敗が増えるというのはなんとも皮肉なものです。
完璧主義から脱するために
完璧主義がメンタルにとっても良くないことがわかりましたが、ではどうすれば良いのでしょうか。
まずは「失敗を前向きに捉え直す」というのが良いでしょう。
失敗を「挑戦した結果」ではなく「成功へのプロセス」とリフレーミングしてみるのが良いのではないでしょうか。
また、偉業を成し遂げた人の伝記を読むのも良いでしょう。
エジソンも電球の発明をしたときに膨大な数の失敗を重ねましたが、かれはそれらを「失敗した」ではなく「うまくいかない方法を見つけた」と語っています。
どんなに優れた業績を成し遂げた人にも不遇な時期はあります。
人類史に名を残す人たちですらそうなのに、無名の自分が失敗のない完璧な人生を送れるなんて考えないほうが良いでしょう。
まとめ
今日は完璧主義の罠について書いてみました。自分も資格試験に落ちたり、望み通りの結果は得られないときがたくさんありました。
しかし、大事なのは失敗しないことではなく、失敗してもそこから学ぶことだと思っています。今日は私の好きな言葉で締めたいと思います。
「今まで一度も失敗したことがないという奴は、今まで挑戦したことが無い奴だ」