クソどうでもいい仕事の正体【継続83日】
おはようございます。
最近「ブルシット・ジョブ」なる言葉を知りました。分かりやすく言うと「クソどうでもいい仕事」です。
生産性の向上のために「するべきことを速く確実に行う」ことも大事なのですがそれ以前に「しなくていいことをしない」ことが大事です。
今日はそんな「クソどうでもいい仕事」の種類について考えてみます。
クソどうでもいい仕事とは?
皆さんの仕事に「コレ、誰の役に立つの?」とか「何の意味があるの?」という仕事はありますか?
良く分からないし、誰が何の目的で必要としているのかが分からない書類など無いでしょうか?
例にもれず、私もそうした仕事に遭遇することがあります。
やらなくていいことを見つけ出して、それを死んでもやらない、というのは生産性向上には欠かせません。というか、真っ先にやらないといけない仕事です。
そうした無意味な仕事のことをブルシット・ジョブ(=クソどうでもいい仕事)といいます。では、どのようなものがブルシット・ジョブになるのでしょうか。
クソどうでもいい仕事の種類
私が考えるクソどうでもいい仕事は次の3つに分類されます。
- 経営層や上司の思い付き
- 作って満足するだけの書類
- 尻拭い
経営層や上司の思い付き
特に私が悩まされているのがこれです。
だいたい社長とか常務といったいわゆる経営者がトップダウンで号令をかけてくる仕事にロクなものはありません(断言)
近年はコロナ対策のせいもあり、リモート環境の充実といったことはどこの会社でもやっていますが、弊社の上司は何を血迷ったのか「オフィス環境の改善」みたいなことをやり始めました。
執務室をお洒落な什器に入れ替えて、ミーティングスペースとかネットカフェみたいなブースを大量に作りだしたのです。
いやいや、リモート環境が充実してるんだからお洒落な什器必要ないだろ!だいたい出社しねぇよ!とツッコミたくなるのですが、経営層は大まじめに社員が喜んで生産性が上がると思っているようです。
しかも数年後に移転を予定しているというのに・・・。
生産性を向上させたいのだったら観葉植物をたくさん置いたり、メール・電話禁止デーを作ったほうがはるかに安上がりで確実性があるのですが。
雲の上からの指示なので誰にもブレーキをかけることが出来ず、ただひたすら仕事量は増え、その結果に誰も喜ばない。まさにブルシットジョブが出来上がるわけです。
作って満足するだけの書類
これも代表的なブルシット・ジョブです。
せめて国や監査法人に提出する報告書の付帯資料といった、作らないといけない書類であれば意義がありますが、この手の書類は大抵社内で完結します。
パトロールの報告書とかトラブル報告書といったものがこれに該当します。
特に何かトラブルが発生した際に、弊社では経営層に報告するのですが5分間で報告する資料を三日かけて作ったりします。
何度もやり直しさせられて、ようやくOKが出た結果5分で読み捨てにされる。
得られたのは上司の満足だけ・・。
せめて何かの判断材料になった、とかならまだ作った甲斐があるというものなのですが。
報告書という形があるものが出来ることで「やった感じ」が出てしまうのがこの手の仕事の落とし穴です。
尻拭い
そして最後が他人の尻拭いです。
前の部署では他部署が作った書類の取り纏めをしていましたが、その大半に不備がありました。ほぼ無傷でチェックをくぐる書類がなかったのです。
社内の書類ならまだしも、その書類は社外に提出するものなので間違ったままにしておくこともできず、私が直す羽目に・・。
手を変え品を変え、作成する際に間違いが無くなるように手を尽くしたのですが、効果がなく途方に暮れながら毎月、チェックをした覚えがあります。
まず、人間は間違えるので仕方ないのですが、そもそも出すほうも「前回どこをまちがえていたのか」ということを学習しない悪循環に陥っていました。
ではどうするか?
クソどうでもいい仕事=ブルシット・ジョブを3種類挙げてみました。
では、我々はどうするべきか?→どうにもできません。
そもそも、どうにかなるのであればブルシット・ジョブなんて言葉は出来ないはずです。ブルシット・ジョブを無くすというのは戦争をなくすのと同じくらい困難なものだと思っています。
せめて自分がまきこまれないようにするか、コントロール可能な範囲でばれないように手を抜いたりするしかないと思います。