おはようございます。
2021年度もあと僅か。ひとまず私の仕事も来週で一旦落ち着くわけですが、逆境真っ只中なのは相変わらずです。
最近、逆境に関する記事が多いなと自分でも思いますが、自分が逆境に陥っているからこそ逆境を乗り越える考え方をネタにしているのだと思います。
今日はまた逆境に関する話です。
困難をチャンスに変えるABCD
私もそうですが逆境に陥ると気落ちしてしまう人が大半でしょう。
しかし、一方でそうしたことがない人たちも一定するいるそうです。
保険のセールスパーソンは顧客に拒絶されたりと、困難に遭遇しやすい職業の一つで、やはり離職率が高いそうです。
そんな中で、逆境から立ち直りやすい人はどういう人たちなのかを調べた結果、ABCDという4つの要素を兼ね備えていたそうです。その4つとは
A →Adversity(困難な状況)
B →Belief(信念)
C →Consequence(結果)
D →Disputaion(反論)
となります。
逆境から立ち直りやすい人は、同じ状況においても楽観的な説明スタイルを持っており、そのためにABCDの要素を使っていました。
したがって、楽観的な説明スタイルを身につければ逆境を乗り越えやすくなるということです。
説明スタイルを変える
では、どのようにABCDの要素を使って楽観的な説明スタイルにするのでしょうか。
まず、A(困難な状況)は変えられません。
次にB(信念)はその状況をどう捉えるか、で決まります。
- なぜそれが起きたのか
- それがどのような意味を持っているのか
- 一時的なのか、永遠に続くのか
- 解決できるのか、そうでないのか
といった観点から状況を捉えてみましょう。
もし、「一時的な困難で解決すれば大きな成長につながる」と捉えることが出来ればÇ(結果)は良くなるのですが、反対に状況をネガティブにしか捉えられなかった場合、C(結果)は悪くなります。
そこでD(反論)の出番です。
このフェーズでは自分が持っているB(信念)に対して反論します。
B(信念)はあくまで自分が信じていることに過ぎず、事実ではありません。
実際にBで得た内容に反論してみます。
・それが起きたのは自分のせいか?また、自分の責任割合はどのくらいか?
・自分が考えていることは客観的に証明できるか?
・別の人が同じことを言っても信じるに足ることか?
・屁理屈になっていないか?
という形で自分の信念に反論してみます。この場合、声に出しても良いのですが私は上に書き出しています。
仕上げとしてもう一度、今の困難が本当に悪い状況なのかを確認してみます。
すると、意外と悪い状況ではなくなっているはずです。
この方法は「デカタストロファイジング」と言われる手法で、今の現実が悪い状況でも自分が思っていたほど悪くないということを自分に分からせるテクニックです。
まとめ
今日は逆境につよい人がもつ説明スタイル(ABCD)について書いてみました。
どうしても逆境に陥ると、自分を見失いがちです。しかし
以前にも書いたとおり、逆境耐性の強い人ほど「困難な状況を良い方に捉える」ということはどうやら共通のようです。
こうしたことを知っているだけでも困難を乗り越える助けになるかもしれませんね。