おはようございます。
仕事のやりがいは人それぞれです。また周囲の環境や周りの反応にも左右されてしまいます。
私もその一人で、自分の仕事が重要視されていないと感じるようなとき(上司が自分の仕事に関心を示さない、周りからのサポートやリソースが得られない)といったときにはモチベーションがだだ下がりになってしまいます。
今日は下がったモチベーションを取り戻すためのジョブ・クラフティングについて書いてみます。
考え方しだいで退屈な仕事にも意味を見出す
こんな逸話をご存知でしょうか。
ある建築家が自身が設計した大聖堂の建築現場を視察した際に、そこで働く作業員たちにこんな質問をしました。
「あなたはどんな仕事をしているのですか?」
一人目の男は
「私は石を細かく切っているんです」
二人目の男は
「私は日々の生活費を稼いでいます」
三人目の男は
「私は美しい大聖堂を作っているんです」
もっともモチベーションが高いのは言うまでもなく三人目の男です。
仕事を「単純作業」や「日銭稼ぎ」としか見ていないのであれば、そこにモチベーションを見出すのは難しいでしょう。
しかし「美しい大聖堂を作る」という認識にシフトできれば、毎日の仕事が大事業に貢献できているという認識に変わるはずです。
自分の仕事にはどんな貢献があるか
翻って私自身はどうかというと、会社が入居している建物の管理を担っています。
ともすれば「蛍光灯が切れている」だの、「暑い」だの「部屋が暗い」だの文句のオンパレードです。
ここで「私の仕事はクレーム対応です」といったネガティブな認識をしてしまうと「貢献」への意識が低くなってしまいます。
そこで「私の仕事は会社の人が気持ちよく働けるためのお手伝いをしている」という前向きの認識に変えています。
このように自分の仕事を前向きにクラフティングすることで
- 前向きな行動の増加
- 周囲の問題を積極的に解決する姿勢の増加
- 主体的に仕事に取り組む感情の増加
見られたとの研究結果もあります。
「ジョブ・クラフティング」を使うと仕事へのモチベーションが高まるんですね。
まとめ
今日は「ジョブ・クラフティング」について書いてみました。
単純作業に対して「つまんねー仕事だな」とか考えても生産的ではありません。
そこに何らかの意義を見出してみることから始めましょう。