おはようございます。
最近聞いたオーディオブックに「マネジャーのもっとも大切な仕事」という本があるのですが、印象的だった点を書いてみたいと思います。
やる気は「進捗」で決まる
この本では多くの企業から対象となるチームを選んで、メンバーに毎日日誌を書かせてるという研究の成果から成長する企業と衰退する企業は何が違うのか、ということについて書かれています。
日誌を分析した結果、チームのやる気を高めるには「やりがいのある仕事が進捗する」ことが最も大事ということです。
エピソードの一つに「仕事のために休暇を切り上げさせられた社員」の話が出てきます。
その社員は最初こそ、最低な気分だったもの仕事が終わるときには晴れやかな気分になっていたとのこと。なぜ、そんなことが起こるのか?
その仕事が「会社にとって非常に重要なもので、やりがいを感じることができたから」というものでした。
私も進捗を記録することの重要性は認識していたので、仕事が何処まで進んだのかを記録するようにしていますが、やはり「やりがいがある」ということが大事なんですね。
社会的に大きな意義があるとかでなくとも「自分の仕事が誰かの助けになる」とか「自分が組織に貢献している」ということが感じられればどんなものでも良いらしいです。
この辺は以前、書いたジョブ・チェンジングに近いですね。
やりがいのある仕事が「少しでも進む」ことでやる気が発揮され、パフォーマンスが大幅に向上するようです。
この辺を知っておくと、仕事のモチベーションが下がった時には
- その仕事の意義を考え直す
- 今までの進捗を確認する
の2つを実践してみると復活するかもしれませんね。
まとめ
本の中でかつて倒産してしまった企業の末期に何がおこっていたのか、その時メンバーは管理職に対してどのように感じていたのかということが克明に書かれています。
「ああ、いるよね。こういう管理職」みたいなエピソードもあったりしますので気になる方は読んでみるのをおすすめします。