憤りを感じたらどう処理すべきか【継続325日】
おはようございます。
「憤り」を感じる出来事は誰にでもあると思います。世界中で飢餓や貧困、紛争が起き、身の回りでは痛ましい事故や事件がニュースで報道されています。
あまり他者へ感情移入しないタイプの人でも「憤り」を感じることはでしょうが、「憤りをどう処理すべきか」について具体的な方策を持っている人は殆どいません。
今日はそうした「憤り」について書いてみたいと思います。
個人に出来ることは限界がある
世界の難題と向き合うための思考として「個人には限界があることを忘れない」というものがあります。
世界でも最高クラスの権力者であるアメリカ大統領であっても、自身の判断を誤り痛い目に遭っています。世の中を良くしようとする国際会議も度々開催されていますが、解決できていることは多くありません。
したがって自分の力でなにかを解決できると思わないほうが賢明です。
では、どうすれば良いのでしょうか?
時間ではなくお金を寄付してみる
もし世の中を少しでも良くしたいと思うのであれば寄付をしてみましょう。
例えば紛争に心を痛めていたとしても、救急救命や危機管理能力が無いのであれば紛争地域に行くべきではありません。
現地に既にいるスペシャリストにまかせて、彼らの活動資金を寄付するのがベストな選択です。私も少額ですが紛争地域の医療支援などの団体に寄付をしています。
直接力になれることはありませんが、寄付という形で支援することは比較的容易にできます。
そして他者を助けることは自分の幸福度も上げてくれるので、定期的に「自分の寄付で喜んでくれる人がいる」と感じることも出来るわけです。
ニュースの量を制限する
現代人はネットやテレビなどの様々な媒体からニュースを仕入れることができますが、こうした情報過多も憤りを増やしてしまう原因です。
難題に対して「関心をもっていること」と「その問題を解決する力があるかどうか」は別の問題です。
「現代コンピュータの父」と呼ばれる天才数学者ジョン・フォン・ノイマンはこんな言葉を残しています。
「世界で起きている出来事は、あなたの責任ではない」
この考えにノーベル賞を受賞した物理学者リチャード・ファインマンも共鳴し、
「意識的に社会に対して無責任であることに決めた。それ以来、前よりずっと幸せを感じられるようになった」と述べたそうです。
世界の難題を解決することの代わりに自分の仕事に集中したとしても、なんら罪悪感を抱かなくても良いということですね。
つまり、自分は自分なりの方法で世界を良くするために貢献すればいいということです。
まとめ
今日は憤りについて書いてみました。世の中にはやるせないことが沢山あります。
しかし、それら全てに向き合い解決するのは不可能です。
ささやかでも自分のできる範囲で寄付などをおこない、それによって幸福感を上げるのが最もよい解決策かもしれませんね。
環境が変わった時に気をつけること【継続324日】
おはようございます。
今週から新しい会社で入社後の研修を受けております。
当然ですが働く会社が違うので社内ルールや制度の違いに戸惑うこともしばしば。
今日は「環境が変わった時に習慣をどのように変えるか」について書いてみたいと思います。
習慣はできるだけ変えない
人間は習慣の生き物です。脳は習慣が変わると混乱してしまいます。
したがって可能な限り以前の習慣は残しておいたほうが良いでしょう。
私の場合は出社時間に余裕ができたので、朝起きてからのルーティンはほぼそのまま残すようにしました。
しかし、余裕ができても出社時間などは以前の会社と同じにしています。
極端に時間を遅くしたりすると習慣を変えることになるからです。
また、新しい会社の近くにスタバもあるので、出社前に勉強する習慣も同じにしました。このように環境が変わっても極力、変えずに済むところは変えないようにしています。
新しい習慣を入れる
とはいえ全く習慣を変えないことは難しいと思います。そこで新しい習慣を取り入れることとしました。
今回の転職で徒歩の通勤が出来るようになったので「運動」と「オーディオブックを聞く」チャンスができました。
また、転職先では英語を使う機会が増えるので、これを機に英語学習を再開するつもりです。
今までも英語は勉強していたのですが、インセンティブがなかったのでモチベーションが今一つだったのですが、仕事で使うことが明らかに増えそうなので、英語学習の習慣を朝のルーティンに入れようと思っています。
このように環境の変化に応じて、新しい習慣を取り入れることで今までできなかったことも出来るようになるかもしれません。
更に泊りがけの出張も増えてくるので今まで以上に体調管理なども重要になってくるでしょう。ここらへんは慣れていくしかありません。
まとめ
今日は環境が変化した時に、今までの習慣をどうするかについて書いてみました。
過去にも記事にしましたが人間は習慣の生き物です。
しかし環境は常に変化するのでそれに応じて柔軟に習慣も変化させていく必要があります。しばらくは新しい環境に合わせて自分の習慣を調整していこうと思います。
わからない言葉はリスト化しておく【継続323日】
おはようございます。
昨日から新しい会社に出社したのですが、環境が変わると当然ですが新しい言葉に触れることが多くなります。
その会社や業界特有の言葉が飛び交い、何がなにやらといった感じです。
おいおい慣れてくるのかもしれませんがそれでもいちいち意味を調べていては時間の無駄。ということで今日はわからない言葉を集めた「自分専用のリスト」を作るという話です。
わからない言葉はそのままにしない
世間には様々な言葉が生まれては消えていきます。
ちょうど流行語大賞が発表されるタイミングではありますが、最近の言葉の意味について理解して使っている言葉はどれくらいあるでしょうか。
意味を理解せずになんとなくイメージで使っていると、伝達ミスに繋がりかねません。同じ言葉でも「相手の理解」と「自分の理解」が異なっているのでそれも当然と言えるでしょう。
私も入社した会社の社内システムや略称などを理解したわけではありませんが、仕事では略称を「知っている」前提で話が進むのもしばしばです。
ただ、すぐにわからない言葉を調べることができない場面も当然ありますし、業界用語や社内の用語はググってもわからないケースが稀にあります。
しかし、「後で調べようとすると忘れてしまい「あれ、あの言葉の意味なんだっけ?」となりかねません。
そんなときのために「自分専用辞書」を作るのはいかがでしょうか
ノートは右側を空けておく
では、どうやって自分専用辞書を作るのか
もっとも簡単なのはノートの見開き右半分を空けておき、そこにわからない言葉をメモする方法です。こうすることでノートの右側を見ればわからない言葉を見つけることができます。
すぐに調べられない場合は、とりあえず気になった言葉をメモしておきどういう意味か推定したことを書いておきます。
あとで調べた時に意味がぜんぜん違うこともありますが、そのほうがかえって記憶に定着するため、「たぶんこういう意味じゃないか?」と思ったことも書いておきましょう。
ノートが溜まってきたらエクセルなどに転記しておきます。
アプリなどでもいいのですが、意外と並び替えが面倒だったりするので、私はエクセルを使っています。
まとめ
今日はわからない言葉を集めた「自分専用辞書」について書いてみました。
新しい環境では初めて聞く言葉にであうことが頻繁にあります。
そして周囲の人はその言葉を知っている前提で会話をするので、言葉を「知らない」だけでもハンデになってしまいます。
しかし、ちょっと調べれば解消できるハンデなので面倒くさがらずに調べる癖をつけてみましょう。
タイピングと手書きはどちらがいいのか【継続321日】
おはようございます。
気づきをメモしたり、議事録をとるのにもスマホやタイピングを使う人のほうが圧倒的に多い気がします。
私も一時期、タイピングでノートを取っていたりしましたが最近はもっぱら手書きに戻っています。
記憶の定着という面から見ると結局手書きのほうがいいんですよね。
ということで今日は手書きのメリットについて書いてみたいと思います。
手書きは脳トレになる
「書く」ことは記憶の定着を促し、高い学習効果を得ることがわかっています。
それ以外にも新しいアイデアを思いつきやすくなったりとメリットが多いのです。
たとえば大学生を対象にした研究では「手書きでノートを取る学生」と「ノートパソコンでノートを取る学生」に分けて比較した結果、手書きの学生のほうが成績もよく、長時間にわたって記憶が残り、新しいアイデアが思いつきやすかったということです。
手書きとタイピングで脳の働きをMRI(磁気共鳴画像)でスキャンしたところ、手書き中のときだけブローカ野という言語処理に関わる部位が活性化していることが明らかになったとのこと。
なぜ、このような状況が起きるのでしょうか。
それは手を使うことで色々な感覚が刺激されるからです。
手書きだと髪にペンの当たる感覚があったり書いた文字を見たり、紙に書くカリカリという音を効いたりできるので、その分多くの感覚を使うそうです。
個人的には、それってタイピングでも同じでは?と思ったりもするので仮説が正しいのかは疑問ですが、実験の結果では手書きが有利みたいです。
落書きをしてみる
学生時代、ノートや教科書に落書きをしていた人は多いのではないでしょうか。
あまりに暇な授業だと私も歴史の教科書に落書きをしまくっていた記憶がありますが、実は落書きには記憶力を高める効果もあるそうです。
イギリスの大学の実験で40人の参加者に人と場所の名前を聞かせ、それを後で書き出してもらうという実験を行ったところ、紙に落書きをしながら話を聞いた参加者は、しなかった参加者に比べて29%も多くの名前を思い出すことができたそうです。
落書きをすることで感情が刺激され、記憶に残りやすくなったことが理由と考えられています。
「喜怒哀楽」を刺激されることで記憶は増強されます。
「とても楽しかった出来事」「とてもつらかった出来事」は何年経っても覚えているのではないでしょうか。これと同じで、イラストやマークを落書きするとそれだけで感情が刺激され、記憶が強化されるという訳です。
これは手描きならではのメリットですね。
まとめ
今日は「手書き」と「タイピング」の比較について書いてみました。
記憶するという観点から言えば、手書きのほうが優勢のようです。もちろんデジタルにはデジタルの良さがあるので、それぞれの長所を理解した上で使い分けるのがいいかもしれませんね。
ミスの裏側にチャンスは隠れている【継続320日】
おはようございます。仕事や勉強には失敗がつきものです。
チャンレジしたけど成果が出なかったということはよくあります。
誰しもが自分の失敗を認めたくありません。失敗した経験を振り返るのは辛いものです。しかし、この振り返りなしで成長することはありません。
今日はミスと振り返りについて書いてみたいと思います。
ミスは気がついたときに振り返る
ミスをしたときに振り返る場合、最適なタイミングは「ミスした直後」です。
すぐにやらないのはもったいないことです。
例えば、将棋や囲碁の棋士は対局が終わったあとに「感想戦」を行います。
対局のプロセスをお互いに振り返って、どこが良かったのか、悪かったのか、敗因なにかといった振り返りを直ちに行います。
お互いに対局相手だった二人が互いの技術向上のため、時には対局以上の時間をかけて検討を行います。
仕事や勉強でも同じことが言えます。
仕事やテストが終わったときにすぐ振り返ることで、得た知見を次に活かすことができます。特に記憶が新鮮なうちに振り返ることが大事です。
うまくいかなかった時などは「悔しさ」などの強い感情が残っていますから、そうした感情も記録しておくと次の仕事に活かすことができるわけです。
うまくいっても振り返る
また、もう一つ大事なのは「うまくいったときでも振り返る」ということです。
人間、失敗したときのことはよく覚えています。
ネガティブ感情はポジティブ感情より遥かに強く記憶に残る性質があるからです。
しかし、本当に大事なのはうまくいったときに「なぜうまくいったのか」を振り返ることです。
うまくいったときの記憶は残りにくくなっています。なぜならうまくいったので記憶する必要がないからです。
しかし、そうしたときほど「なぜ、うまくいったのか」ということを突き詰めて、再現性を高めることが重要です。
これをやっておかないと、うまくいったことが単なるまぐれになってしまいます。
まぐれにとどまらず成功を次も再現できるように、うまくいったときの「要因」にも目を向けておきましょう。
まとめ
今日は「ミスと振り返り」について書いてみました。
私も以前はチームの皆で感想戦をやっていました。成果報告をする際にチームメンバーがどのように感じたのかを意見交換をすることでチーム内での一体感がでます。
振り返りには「反省を次に活かす」以外の効果もあるので、ぜひ試してみてください。
ストレスは宵越しさせない【継続319日】
おはようございます。
ネガティブ感情をいつまでも引きずってしまうタイプの人がいます。私もたまに前日に嫌なことがあると、その時の感情がいつまでも残ってしまうときがありますが、そういうときは「気晴らす」ことが重要になってきます。
今日はネガティブ感情をガス抜きしてあげるための方法について書いてみたいと思います。
「怒り」や「不安」は放置しない
怒りや不安に代表されるネガティブ感情は、そのままにしておくと自分の心を疲れさせ、放置しておくと周りにも伝染してしまいます。
なので、できるだけ早く「ガス抜き」をしてあげることが大事です。
そのガス抜き方法は意識を別の活動に向けるということです。
例えば人に迷惑をかけてしまうようなミスをしでかしてしまったら、いつまでも気に病んでしまい、その出来事や自責の念が頭の中でぐるぐると回り続けてしまう、なんてことがあります。
そんな時にネガティブ感情を無理にストップしようとしてもうまくいきません。
ネガティブな感情は抑え込もうとすると、かえって増幅してしまうものなのです。
そんな場合はどうすればいいのか?
体をつかった別のアクティビティをして、注意をネガティブ感情からシフトしてしまいましょう。
科学的に正しい「ガス抜き」
では、どんなアクティビティが有効なのでしょうか。効果が確認されているものに以下のようなものがあります。
- エクササイズ、ダンス、スポーツなどの運動系
- 音楽の演奏、鑑賞、カラオケなどの音楽系
- ヨガ、瞑想、早足散歩などの呼吸系
- ライティング、日記などの筆記系
これらの特徴は、自分が夢中になり没頭できることです。いわゆるフロー状態に入れるものであれば、ガス抜きとしては十分です。
しかし、できることならガス抜きはその日のうちにやってしまうのが良いでしょう。
ネガティブな感情は睡眠に影響を与えて目覚めも悪くなってしまうので、宵越しさせないことが重要です。
私の場合は仕事から帰ってきてから寝るまでの時間があまりないので、筆記系のガス抜きを行うことが多いです。それ以外にも時間があればマンションの階段を何度も往復してヘトヘトになるまで動いたりします。
まとめ
今日はネガティブ感情のガス抜きについて書いてみました。ネガティブ感情は放置するのも、抑え込もうとするのも問題です。受け入れたうえで気をそらす、ということが重要になってきます。
4つのアクティビティの中で自分がフロー状態に入れるモノをどれか選んでいつでも使えるようにしておくと良いかもしれません。