おはようございます。
今日は「仕事の満足度」について書いてみたいと思います。
どうせ時間を差し出して仕事をするならば満足感を得たいものです。やりがいが仕事の全てとは言いませんが、無いよりかは有ったほうが良いでしょう。
今日は満足度の高い仕事に共通する特徴について書いてみたいと思います。
「満足度の高い仕事」のトップ5
では、具体的にどんな仕事が満足度が高いのでしょうか。
シカゴ大学が5万人の男女に対して30年かけて職業のリサーチを行った結果、満足度の高い仕事のトップ5は以下の通りでした。
- 聖職者
- 理学療法士
- 消防員
- 教育関係者
- 画家・彫刻家
一見すると、全然バラバラな職種ですがこれらにはある共通点が存在します。
それは「他者への貢献」です。
聖職者は信者の悩みに寄り添い、理学療法士は患者、消防員は被災者の苦しみを救い、教育者や芸術家は受け手に情報や新しい視点を与えるのが仕事です。
「自分の仕事は誰かの役に立っている」と感じることが最も満足度の高い仕事になり得るということを示唆する結果となっています。
これを「タスク重要性」と呼び、「その仕事がどれくらい他人の生活に影響を与えられるか?」を示しています。
反対に「満足度の低い仕事」として挙がったのが「物流倉庫のピッキング」「レジ打ち」「工場などの単純作業」でした。
これらはいずれも必要な仕事ではあるものの「他人への貢献度」が働き手にわかりにくいという特徴があり、「自分の作業で誰かが喜ぶ姿を想像しづらい」というのが満足度を下げてしまうようです。
正しい他者貢献の仕方
昔から「情けは人のためならず」と言いますが、これはどうやら本当のようで他者へ何か貢献をすると巡り巡って自分のためになります。
以前にも書きましたが他者への親切は、人間が持つ3つの欲求を満たしてくれます。
- 自尊心:他者の役に立つことにより自分の有能さを感じることができる
- 親密感:他者と近くなった気分になり孤独感から逃れやすくなる
- 自律性:「他人のためになった」という感覚が「自分で自分の幸せを選択した」という気持ちにつながる
これらの欲求は人間が幸せを感じるためには欠かすことができません。
したがって、うまく満たすことができないと仕事へのやりがいを感じることができないわけです。
実際、社会に役立つ行為をした直後には、報酬物質であるドーパミンが分泌されることから他者への貢献が以下に自分にとっても有益であるかがわかります。
まとめ
今日は「仕事の満足度」について書いてみました。実際に仕事をして他の人から感謝されると気分がいいのは間違いないです。
実際に世の中の仕事の大半は必要だからあるわけですが、他者への貢献の感じやすさでやりがいの有無が生まれてしまうことがわかりました。
仕事をする際には「自分の仕事で喜んでくれる人」を想像するとやりがいがアップするかもしれません。