ある程度、仕事で責任のある立場になってくると道具にこだわりたくなってきます。
今年、引退したイチロー選手がバットやグラブ、スパイクを非常に大切にするということは有名な話です。仕事の道具にも愛情を持っているから成果を出せるのではないでしょうか。いい仕事をしたいと思ったら仕事道具にこだわるのが大人だと思っています。
自分の成長につながる
今の自分よりランクの高いものを使っていれば、それに見合う自分になろうとします。3本で100円のボールペンに慣れていると、それ相応の仕事しかできなくなると思っています。自分より少しランクの高いものを手に入れて、それに見合うようになる努力をするようになりたいと思っています。
「いい靴はいい場所に連れて行ってくれる」といいますが、これは靴に連れて行ってもらうのではなく、いい靴に見合う人間になる努力を怠らなければ、いい場所に入れるレベルに到達できるという意味だと思っています。
自分と一緒に成長するもの
お気に入りの物を長く使い続けていくと自分の癖に馴染んでいく、一緒に歳を重ねていけるものと出会いたいのです。代表的なものは靴でしょう。最初は靴擦れしてもやがて自分の足の形にフィットしてきます。履き心地が良くなれば愛着も沸いて、手入れをするのが楽しみになります。ヒールも定期的に手入れをすることで履き心地も復活します。
そろそろ万年筆が欲しいと思っています。今は書きやすさ重視の水性ボールペンを愛用していますが、自分の書き癖を学んでペン先が育つ万年筆に魅力を感じています。
そんな風に自分と一緒に成長するものを大事に使いたいと思っています。
仕事に責任を持つ
自分の仕事道具を他人にメンテナンスをさせると、仕事のミスを他人のせいにしてしまうかもしれません。自分の仕事道具を自ら手入れをすることで、自分が責任をもって仕事をするという決意表明にもなるのです。
もう今年も仕事納めが見えてきましたが、2019年も相棒たちと最後まで駆け抜け、2020年には長く付き合える新しい相棒とも出会えればいいなと思います。