老舗の温泉旅館に泊まる機会がありましたが期待外れでした。
こちらが勝手に老舗というだけで風情があると思いこんでしまいました。確かに由緒正しい温泉とかもあるのですが、いかんせん設備が古い。コンセントが足りない、扉の建て付けが悪い。鍵がかからない。トイレが汚い。虫が出る。快適に過ごすならビジネスホテルの方がコスパが良いことに今更ながら気がつきました。快適な老舗旅館に泊まろうとすると、やはりそれなり以上のお金が必要だということなんです。
不便さを楽しむという考え方もありますが、不便すぎるのも考えものです。
たとえ歴史があっても雨風が凌げれば良いなんて考え方で旅館をやってはダメでしょう。それで有ればそれ相応の値段にして、ボロいけどその分安い!と言ってくれればこちらもその覚悟が出来ます。
旅館側も短所をセールスポイントにできると思うのです。ボロくても安く済ませたいニーズはあるでしょう。ただ歴史があるだけの旅館など不要です。それは老舗ではなくタダのボロ宿です。
今度、温泉に行く時は良く設備を吟味したいと思う出来事でした。