おはようございます。
「ネガティブ思考を犬に例えてみよう」という分類を書きましたが、今日はその続きです。ネガティブ思考の犬たちは7種類いますが、今日は残りの4種類について書いてみたいと思います。
諦め犬(無力思考)
やりたいことがあるのにそれを挫くのがこの無力思考です。
諦め犬が頭の中にいると、問題があった時に状況をコントロールできないと決めつけてしまい、諦める癖がついてしまいます。
この癖は、漠然とした不安や憂鬱感、無力感や徒労感などのネガティブ感情を生み出し、行動への意欲を低下させる原因になります。
- きっとうまくいかない
- 自分の手に負えない
- 早いうちに諦めてしまおう
謝り犬(自責思考)
なにか失敗してしまった時に、その原因を自分に関連付けて自分を責めてしまうタイプの人が飼っているのが「謝り犬」です。
これは自信のない人の典型的な態度だそうで、この思考を持つ人は以下の口癖をもっています。
- 自分の責任で失敗した
- 人に迷惑をかけてしまった。
- これでは〇〇として失格だ
自責思考は真面目で責任感の強い人にありがちで、責任感が強すぎて過剰に自分を責めてしまいます。これがいき過ぎると「罪悪感」や「羞恥心」などの感情が生まれ、自分を無価値に感じてしまうようになります。
批判犬(他責思考)
謝り犬と正反対なのがこの「批判犬」です。
予期せぬ問題が生じると他人を非難、批判するのが他責思考の持ち主です。
頑固で容易に意見を変えることができず、物事を極端に考えがちです。
そういう意味では「正義犬(べき思考)」に近いかもしれません。
- 自分は悪くない、相手に問題がある
- うまくいかないのは周りのせいだ
この思い込みの問題は、周囲に怒りをぶつけてしまうので対人関係が悪くなりがちです。そして自分以外の周りに対してやる気を削いでしまうのが、この犬の問題点でしょう。
無関心犬(無責思考)
トラブルが起きても「我関せず」の立場を取り「自分には関係ない」の立場を取るのが「無関心犬」です。簡単に言えば開き直りです。
自分を責めるほど真面目でもなければ、他人を責めるほど批判的でもない。
一見、バランスが取れているように見えて、実は常に「自分には関係ない」の立場を取り続ける困った犬です。
- 焦っても仕方ない
- なんとかなるんじゃない
- 関係ないから勝手にすれば
といった感じで、常に無関心の立場を取ります。
この犬を飼っている人は面倒なことを避けようとして、失敗の責任について常に無関心で一歩引いた態度を取ります。
これが癖になってしまうと、何事に対しても意欲が高まらずに疲労感が慢性的なものになってしまいます。
また、批判犬とは別の意味で周囲との軋轢を生んでしまうでしょう。
まとめ
今日は、ネガティブ感情の犬たちについて書いてみました。
まずは自分の心の中に住み着いている「思い込みの犬」に気づくのが大事です。
ネガティブ感情も犬だと思えば飼いならしてあげることができます。
追い出すのではなく、手のかかるワンコだと思えば少し気が楽になるのではないでしょうか。