おはようございます。脳の活動の限界はどのように知ることができるでしょうか。
多くの人が判断基準にしているのは「眠気」ではないでしょうか。
私も仕事や勉強の最中に眠気を感じると「そろそろ疲れてきたかな・・」と感じることがあります。
しかし、実際は脳の活動が低下しているのはもっと前だそうです。
今日は脳の活動が低下するサインについて書いてみます。
脳の限界を教えてくれる「サッケード」
脳の集中力が低下すると最初に兆候がでるのは「目」です。
脳が疲れてくると急速に眼球が動く「サッケード」という現象が起こります。
意識は目の前のものに集中しているつもりでも、眼球が関係ない方向に勝手に動いてしまうのです。
これが瞬間的に起こるのをマイクロサッケードと言います。
これは無意識に起きていることで、いわゆる「気が散る」という状態なので隣の人のデスクが気になり始めたら要注意です。
睡眠を十分にとることで脳が目覚め、マイクロサッケードを抑えられ、目の前の仕事をひとつずつ確実にこなすことができます。
逆に睡眠不足の場合は、マイクロサッケードが頻繁に起こりやすくなります。
目の前の仕事があるのに他の仕事に手をつけたり、メールの着信が入ると途端にスイッチしてしまうという風に、目についたものに振り回されてしまうようになります。
以前にも書いたように人間の脳はマルチタスクに対応していません。
タスクを切り替えるたびにスイッチングコストを払うことになります。
このようにマイクロサッケードが起こりやすい睡眠不足の状態は集中の大敵だということがわかります。
私自身も昼前や夕方の時間帯には、デスクの周囲にある片付けていない書類や小物類が気になり始めてしまうときがあります。
そうした兆候が出てきたら一旦、目を休ませてあげましょう。
まとめ
今日は脳の低下を知らせてくれる目の動きについて書いてみました。
人間にとって視覚と言うのは重要な情報です。視神経と脳は直結しているということも関係しているように思えます。
眠気を感じたら既に脳は限界に近いので、「視界に余計なものが目に入る」ようになったら少し目を休ませるといった積極的な休みをとっていくようにしましょう。