おはようございます。仕事や勉強には息抜きが必要ですよね。
皆さんは休憩中にどこで飲み物を飲みますか?
実はお茶を飲むのにふさわしくない場所があるようです。今日はそんな話について書いてみます。
脳に何を見せるのか?
仕事にいまいち集中できないときや、自分のデスクに戻った時に「お茶でも飲んで気分転換するか」と思ったことはないでしょうか。
そんな時を振り返ってみてください。
デスクでお茶を飲んだ後に仕事が捗ったでしょうか?
たいてい何となくズルズルと時間が過ぎたのではないでしょうか。
脳は「場所」と「行為」をセットで記憶する特徴があります。
ある場所で行ったことを記憶し、再びその場所に行くときに予め作業記憶を呼び出しておくことでスムーズにその動作に入ることができます。
こうすることで脳はリソースを節約しているわけです。
デスクで「お茶を飲む」という行為をしてしまうと脳は「ここはお茶を飲む場所なんだ」と記憶してしまいます。
そのせいで同じ場所でする他の行為の精度が下がってしまうわけです。
脳にとって「タスクがごっちゃ混ぜになってしまう」ということですね。
それしかしない場所を作る
ではどうすればいいのでしょうか。
場所と行為をセットで記憶する脳の仕組みを最大限活用するには「それしかしない場所」を作ってみましょう。
私は仕事以外にも資格試験の勉強をしているわけですが、机では学習以外のことをしないようにしています。
飲食やスマホなどは必ず席を外すようにしています。
こうすることで脳は、机に向かったら「机=場所」と「行為=勉強や仕事」が結びついているのでスムーズにが再開できるわけです。
私の今の職場はフリーアドレスが導入されていますので、自分のデスクがありません。
こうした場合は「見た目」を「それしかしない」ようにします。
- 机の上に作業に関係ない書類を置かない
- 食べ物や飲み物を置かない
こうすることで、視覚的に「その場所」が「それしかしない」場所になるので、脳は速やかに行動を開始することができるようになります。
また、タスクごとに場所を変えるのも有効です。
私はデスクではPCで資料を作成し、広いテーブル席では資料を読み込む場所と決めています。
こうしてサポートをしてあげることで脳をうまく使うことができるわけです。
まとめ
今日は「場所」と「行動」について書いてみました。
脳は複雑ですが意外と行動は単純です。シンプルなルールを作って守ることでいつも以上の力を発揮してくれます。
こうした脳の特性を活用して、日々の勉強や仕事で成果を出しやすくしていきましょう。