おはようございます。
そろそろ退職に向けた準備をし始めております。引継ぎや退職の手続きなどやることがいろいろとありますが、バタバタしすぎて混乱しかかっています。
今日は段取りの立て方として有効な「後方プランニング」というテクニックについて書いてみたいと思います。
なぜ最後の追い込みをかけることになるのか?
段取りを立てるときにはたいてい目標があります。
例えば私の退職計画であれば、11月末に退職することが決まっているわけです。
今が10月中旬ですから、来月末までに何をすべきかを考えるときに
「10月の25日くらいには引継ぎ書を作って、11月初旬に人事から連絡があるから退職金の手続きなどをして・・」
といった形で、現在から目標に向けてタスクを振り当てていくのが「前方プランニング」です。
しかし、この方法を使うと「まだ時間があるからいいや」という気持ちが出てきてしまいます。
人には「現在バイアス」という思い込みが備わっていて、目先の出来事のほうが重要に感じるので大事なことを後回しにしてしまうという性質があります。
ですから前方プランニングで計画を立ててしまうと、目先の出来事が重要に感じてしまうので気が付くと全体のスケジュールが遅れ、後半にスパートをかけるハメになってしまうのです。
計画は逆算して立てる
一方で後方プランニングはゴールから逆算して計画を立てます。
たとえばこんな感じです。
- 11月末に退職する(ゴール)
- 最終退社3日前までに返却物をすべて返却
- 11月中旬にはPCやスマホなど社給物品のデータを削除
- 11月初旬には引継ぎを終える
- ・・・
といった形でタスク自体は変わらなくともゴールから逆算することでトラブルを予期したプランを立てやすくなります。
後方プランニングのほうが前方プランニングよりも目標達成率を高めることが研究で明らかになっているそうです。
また、目標達成までの手順が複雑であるほどプレッシャーも少なくなっていくとのこと。
計画を立てる手間は変わらないので、これを使わない手はないでしょう。
まとめ
今日は目標達成を高める「後方プランニング」について書いてみました。
仕事や勉強は計画を立てて進めることが多いと思いますがちょっとした工夫で、達成率を上げることができるので、ぜひ使ってみてください。