おはようございます。
本日は面接のため午前中で仕事を終わらせます。そういう時って時間が限られているからいつも以上に生産性が高くなるんですよね。
今日は「締め切り効果」について書いてみます。
時間があるほど能率が下がる
パーキンソンの法則というのをご存知でしょうか。
イギリスの政治学者C.N.パーキンソンが提唱した法則のことです。
- 第一法則…仕事の量は、その完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する
- 第二法則…支出の額は収入の額に達成するまで膨張する
- 凡俗法則…組織はどうでもいいものごとに対して、それに不釣り合いなほど重点を置く
この法則は「人間は時間やコストを無駄に費やす不合理な存在である」ということを示しています。
典型的なものは夏休みの宿題ですよね。
最初にスタートダッシュをかけたら、1週間たたずに失速し中盤はダラダラ、最後の2日位でラストスパートをかける、みたいなことは誰もがやったはず。(もちろん私もでした)
これは第一法則の「膨張」に当てはまります。
一方でこの法則には逆説も当てはまる訳で、納期を短く設定するとコンパクトになった時間内に納めようと集中力が働きます。
この心理現象を「締め切り効果」と言います。
最適な締切は?
締め切りを短くするのが良いとは言いつつも、大事なのは「適切な納期」です。
納期が短すぎると当然、納期に遅れます。
逆に余裕がありすぎても集中力が発揮されません。
では、どうすれば良いのか?
My納期を設定するのが良いでしょう。
書類の作成期限を提示された場合は、その3日前や1週間前など前倒しで仕上げるように自分で納期を設定します。
設定のコツは
- 自分で「ここまでにできる」と思った納期の1.5倍を見積もる
- 他人に締め切りを設定してもらう
ということです。
人間はバイアスが働くので自分の能力を過剰に見積もります。(もちろん私も)
自分の見積もりを当てにしないほうが、結果的に最適な納期を設定できるでしょう。
まとめ
今日は「締め切り効果」について書いてみました。
午後から休暇、出張など予定が入っている方が集中できたという経験は誰しもあるはずです。
最適な納期設定で、最高のパフォーマンスを発揮しましょう。