待ちに待ったGWをいかがお過ごしでしょうか。
私は6月の簿記試験にむけた勉強ですべて終わってしまいそうです。
できれば山登りなどのアクティビティもしたいところですが、今月は我慢したいと思います。
さて、いざ休みに入ると「予想問題4回分を3周するぞ」とか大きな目標を立てがちですが大抵挫折して終わります。今日はなぜ人間が過大な目標を立ててしまうのかについて書いてみたいと思います。
「うまくいくはず」というバイアス
人間にはバイアスというものが存在します。いうならば思い込みに近いのですが、脳の存在するバグのようなものです。
計画倒れが発生する原因もこのバイアス、なかでも「確証バイアス」に原因があります。
例えば、勉強の計画をたてるとしましょう。
- 朝の9時から開始して、10時30分に休憩の後、昼まで勉強
- 午後は13時から15時に休憩をして18時の夕食前まで勉強
でも実際に計画通りにやり遂げることは稀ではないでしょうか。
見たかった動画が更新されていたり、買い物のついでに本屋によってしまったりと予定外のことで、想定通りにことが運ばないことの方が多いと思います。
少なくとも私はそう感じております。
確証バイアスによって「計画倒れするかも」という可能性を排除してしまっているわけです。
確証バイアスが働いてしまうと、「こうあって欲しい結論」ありきの計画を立ててしまうわけです。
その結果、うまくいかなかった時にモチベーションがガクッと下がってしまい、やるべきことをぶん投げてしまうわけです。
確証バイアスを避けるためには?
では、確証バイアスを避けるにはどうすれば良いのでしょうか?
簡単なのは失敗を織り込んでおき、リカバリープランを用意しておくというものです。
私はif-thenプランニングを使うようにしています。
if → 勉強中に動画が見たくなったら
then →10分だけ勉強を続けてから1本だけ見る。
といった感じです。
動画が見たくなるなどの欲求が湧くのを前提として計画を立てておくと、実際に障害が起きたときに慌てずにすみます。
なお、勉強に限らず仕事でも有用です。
仕事では必ずといっていいほど障害が発生します。事前に起きる障害を予測しておくだけでも落ち着いてことに当たることが出来るわけです。
私の場合、手帳にその日起きるであろう障害を書いておき、実際に発生したものと答え合わせをしています。
想定しておくだけでも、実際に起きた時のストレス度合いが軽減されるのでおすすめです。
まとめ
今日は「何故、人は過大な目標を立ててしまうか」について書いてみました。
自分が思い描く理想通りになってほしいという願望がバイアスとして働いてしまいます。
それを知っているかも目標達成に影響を及ぼすので、確証バイアスの罠に陥っていないか確認してみるのも良いかもしれません。