就業時間は人によってまちまちかと思いますが、仕事を持ち越さないためにやるべきことがあります。
未完のタスクを見直し、翌日以降のスケジュールに組み込んでから職場を離れることです。人間は完了したものより未完了のものに注意が向くという作用があります。(「ツァイガルニック効果」というそうです。)
完結したドラマよりも今、放送中のドラマの続きのほうがきになってしまうというのと一緒で、未完の仕事のほうが気になってしまうのです。やり残した仕事が就業時間以降も気になってしまうのはこの影響もあります。だから仕事の終わりに区切りを設けることで「ツァイガルニック効果」を打ち消してやる必要があります。
それには一日の仕事終わりに未完了のタスクを整理して、いつやるかを紙に書き出してから席に立つことで、脳が未完了のタスクに区切りをつけることができます。
僕はかつて、未完の仕事が頭から離れずに夜中に起きてしまうということが多々ありました。進んでいない仕事が気になって仕方がなかったのです。
しかし、この「ツァイガルニック効果」とそれを打ち消す方法を知り、仕事の終わりにメモ帳に未完了のタスクといつやるかを記入しておくことで、かなり気持ちが楽になりました。(紙に気になっていることを書き出すというのは筆記開示に近いものがあります。)
家に帰っても未完の仕事が頭から離れないときには試してみてはいかがでしょうか。